

今年4月のミラノサローネにSOZO COMブースが出展。
これは日本の経済産業省が主催する海外進出サポート事業で、日本のインテリア・家具メーカー6社が合同で展示したブースです。マルイチセーリングは私が以前勤めていた会社で、母校という言葉に習えば母社とも言うべき存在。
そこで25年前に携わった「jipangu」というブランドを復活させ、ミラノに乗り込むことに。小林社長が声を掛けてくれ、私も社外デザイナーとして参加させてもらうことが出来ました。
サローネに出展するということは、この業界に入って以来の夢。それがいきなり降って湧いた様に目の前に・・。開発期間は2ヶ月。デザインから撮影、パンフレットまでやってしまおうという、とんでもない計画です。しかし、皆がその気になってやればなんとかなるもの。全てが上手く行ったとは言わないまでも、幾多の苦難を乗り越えて展示会を迎えたときはさすがに嬉しかった・・。
ついにミラノの舞台に立っている。海外へ輸出できるかも知れないチャンスがある。一所懸命説明しましたよ〜、つたない英語力で(笑)
フランス人のお姉さんが、今回のサローネで一番かっこいいソファですねって言ってくれたときにはもう抱きついてありがとうって言いたくなりましたが、さすがに海外でセクハラでつかまるのも問題ですから思いとどまりました。
しかし、残念ながら開発に頑張ってお金掛けて最高のものをつくろうって張り切ったんで、ソファが300万くらいになっちゃって、さすがにドバイのお金持ちも引っかかってくれなかったようです。
なにしろ、京都西陣のシルクとプラチナの混紡の生地や、クッション材など最高級の材料を惜しげもなくふんだんに使いましたからね・・・。もちろん、国内で販売するためにスペックを落として商品化する方向で煮詰めています。
国内の家具メーカーが海外に出るためには、やはり時間がかかります。
向こうでの代理店や協力メーカーがないと、クレームやデリバリーなど
解決すべき問題が山済みです。本気で進出を目指すなら、提携先をしっかり作り上げ、合同で出展するくらいまでいかないと、定着はしないでしょう。そういう意味では、サテライトなどに個人で出展しているデザイナーのほうが提携先を見つけやすいとも言えるでしょう。
経済産業省自体ももっと前準備や市場開発が必要です。単に場所を提供したから後はなんとかしろ的な対応だと感じました。支援するなら出口がなければどうしようもない。
伝統産業の支援を見ていて特にそれは感じます。デザイナー連れてきて物作って展示会やって予算使ったから終わり。後は展示会で売り先見つけられないあなた方の責任です。??
本当にそうですか?売り先が分からないから支援が必要なのではないですか?
お金の使い方、間違ってませんか?